三方よし
みんな幸せであってほしいという思想
三方よしとは、「自分良し」、「相手良し」、「世間良し」の三方を満足させるよう行わなければいけないという意味の言葉で江戸時代中期、近江商人の思想らしいです。
ただ、これは商売だけにとどまらない事ではないでしょうか。
人間関係にだってあてはまると思いませんか?
例えば、誰かと誰かが揉めていたとします。
そして自分がその揉め事の相談をうけ、なんとか解決しようと動きましたと。
その際に、自分のさじ加減で善悪を決めてどちらかを蹴散らすという考え方もあるでしょうが、できれば丸く納めたいというのが人情かと思います。
そして、自分は上手く立ち回って、誰かと誰かにアドバイスを行って納得してもらい、誰もそれ以上傷つかずに済みました。
トラブルはおさまり、平和が訪れ、誰からみても何事もなかったような日常に戻りました。
めでたしめでたし。
と、なるはずでした、ところがです。
片方はなんとなく納得していたものの、何事もなかったかのように振る舞う周りをみて、嫌な気持ちが甦って来ました。
なんでこの人たちはそんな風に振る舞えるんだろう、と、そういう事で不信感を抱き始める。
結局、平和はつかの間、黙ってその人は輪の中から去ってしまう。
そういうことにもなりうる。
三方よし。
簡単ではありませんよ。
作戦、アドバイスでその場は丸くおさまって見えても、人の心はそんなに簡単じゃない。
丸くおさめるための考え方は、心で生きている人達にとっては納得できない所もある。
わかってますよ。
正解がない事だから。
丸くおさめず、壊すことも時には必要なのかもしれません。
それでもたくさんの人を笑顔にしたいですよ。
だから三方よし、にするには、丸くおさめる事以外に、その本人の心にもっとよりそって、丸くおさめるよりももっと良い道があって、それが結果三方よしになるかもしれないと思いました。
まだまだ勉強です。
タガコーでした✋